以前このブログで「尾崎〝酒〟工所!?」を書いたのは2019年の11月。まだコロナの事などは頭の片隅にすら無く、能天気に明るい未来を見ていたのですが、その後は皆さんご承知の通り。
ただ、コロナで日本酒のイベントやワインフェスなどが続々と中止になってしまい、ワイングラスホルダーお猪口ホルダーなどの不織布グラスホルダー類がほとんど需要のないこのご時世ですが、それでもお酒に関する製品は色々とご発注いただけるもので、例えば最近にはこんな袋を作らせて頂いています。

甚吉袋

こちらはいわゆる「甚吉袋」。その昔、酒蔵から自宅などにお酒を持ち帰るために使われていた手提げ袋で、舟底の袋をハトメを使って紐でしぼる形状のバッグです。こちらは10ozのコットンを使って頑丈さとカジュアルさの両方取りを狙ったものですが、12ozやそれ以上の重い生地を使って、本来のハードな使用に耐えるものを作るのも、サイズや生地色、更には生地の素材を変えることももちろん可能。フルオーダーメイド製品をお客様のご希望に沿って製作させていただくのが「fukuroyasan.jp」尾崎紙工所のメインの業務です。

不織布巾着手提げ袋

例えばこのバッグは手提げ袋と巾着を組み合わせた一升瓶用の不織布バッグ。尾崎紙工所のサンプル品として、北は北海道から南は沖縄まで、酒造メーカーの皆様に送付させて頂いた不織布バッグで、こちらを気に入って似た製品を製作して頂いた日本酒蔵や焼酎蔵、酒販店のお客様も少なくないのですが、そこからの派生品として、このような製品もご発注を頂きました。

不織布巾着手提げ袋02

こちらはワイン用の手提げ袋で、手提げと巾着の組み合わせはそのままに、ワインボトル用にサイズを小さくするとともに、舟底のマチをなくして平袋にすることで価格を下げています。

このようなカスタマイズはもちろん、全くのオリジナル製品でもお客様のニーズに応じて「尾崎〝酒〟工所」ならぬ「尾崎紙工所」が製作させて頂きます。当然対象はお酒業界に限りません。お客様の「こんな物が作りたい」に最大限対応させて頂きますので、お気軽にお問い合わせやお見積もりのご依頼をお願い致します。(と)

おまけ
私ごとですが、10年愛用していたカメラを新調しました。驚いたのが、もちろんこの10年でミラーレスカメラの技術は進歩して、カメラの機能はえらく増えているのですが、ユーザーインターフェイスがほとんど変わってないので、マニュアルを読まなくてもこれまでのカメラと同じようにISOの変更やホワイトバランスの調整のような基本的な操作が出来ること。同じメーカーの製品だからこそなのでしょうが、ミラーレス機のごく初期から、ある意味操作方法が完成してたことに驚きです。

新調したカメラ

おまけその2
カメラを新調したのは良いのですが、撮影がてら遠出するという訳にもいかず、会社の植え込みを撮影。今年の夏は天候不順で、会社に植えられた植物たちの生育も遅かったのですが、ようやくゴーヤーの実が出来はじめていました。来年の今頃には無事何事もなくオリンピックも終わって、夏の終わりを楽しめていれば良いのですが。

小さなゴーヤーの実