レジ袋有料化以降、弊社「fukuroyasan.jp」尾崎紙工所にもエコバッグの問い合わせや製作依頼が増えています。もちろんそれ以前にも少なくない数のエコバッグを製作させていただいていたのですが、最近では、これまでと少し変わった素材での依頼が増えてきました。
画像ではこれまでの生地と違いがわからないかも知れませんが、これらのバッグは「ポリエステル210D」という素材でできています。

ポリエステル210Dエコバッグ01

じゃあその素材、特に「210D」とは何かという事になりますが、これは実は糸の太さ、つまりその糸で作られた生地の厚さを表す単位です。日本の経済産業省令ではデニールを「キログラム毎メートルの九百万分の一」と定義しています。が、(少なくとも)私にはよく判りませんでした。そこで調べたところ「9,000メートルの糸のグラム数」だそうで、つまり9kmで210gのポリエステル糸で織られた生地が「ポリエステル210D」ということです。

ポリエステル210Dエコバッグ02

弊社でもこれまで頑丈な「600D」のバッグ「420D」のエコバッグをいくつも作って来ましたが、最近はエコバッグの選択基準に頑丈さよりも軽さや薄さ、その分たたんだ時に小さくまとまることを選ぶお客さまが増え、そのせいで「210D」のバッグが喜ばれているようです。
これは、従来のエコバッグが「大量の買い物をした際の非常用」で、耐久性を求める人々が必要とする製品だったのに比べ、レジ袋有料化以降、レジで配布されるポリ袋の代替として、カジュアルにエコバッグを使いたい層が大勢現れた事が影響しているのでしょう。
印刷についても、昇華転写による全面フルカラー印刷が、(シルクスクリーン印刷と比べるとまだまだ高額とはいえ)手の届く価格に下がって来ていたりもしています。

もちろん形状そのものも、フルオーダーメイドによるオリジナル製品を作る尾崎紙工所なら、従来のエコバッグ同様にプラホック付きの紐で丸めるタイプだけでなく、弊社サンプル品として各所に配布もさせていただいたバッグのように、ポケットのふたのようにたたむタイプなど、アイデア次第でお好みの形状での製作が可能。

ポリエステル210Dエコバッグ03

小さくまとめて気軽に持ち運べるポリエステル210Dで、お店や企業、学校などのノベルティとしてのエコバッグを作ってみてはいかがでしょうか?
お問い合わせや見積もり依頼はお気軽に「fukuroyasan.jp」尾崎紙工所までお願いします。

おまけ
気がつけばもう十二月。気軽に紅葉を見に行けた日々から、すでに一年以上が経っていることに驚きます。
またのんびりと秋の景色を楽しめる日常が、一日も早く戻ってくることを願っています。

去年の秋