素材や持ち手、サイズや印刷によって様々なバリエーションがうまれる手提げ袋ですが、何といっても大きく見た目が変わるのはその形状によるところが一番大きいのではないでしょうか。
弊社「fukuroyasan.jp」尾崎紙工所不織布バッグ問い合せフォームにも、代表的な形状として「平袋」「角底」「舟底」の三種類が選択肢に記載されていますし、他に「底マチ」の袋も依頼されることが多い形状です。
今回はそれぞれの形状について、基本に戻っておさらいして見ましょう。

1.平袋
バッグや袋類の一番基本的な形状がこの平袋です。文字通りマチのない平面的な形状で、紙素材なら封筒がそうですし、不織布などのバッグやポリ袋でも平袋が使われることが少なくありません。不織布素材なら、形状も四角に限らず画像のような円形のバッグでも手軽に製作が可能です。

平袋

2.底マチ袋
平袋の製作の際に、底部分に一つ折り返しをつけると底マチの袋になります。弊社既製品としてご好評を頂いているワイングラスホルダーなどがこの底マチ袋になります。平袋よりも厚みのあるものを安定して入れられますが、マチを最大限使用する場合には、その分だけ横幅が小さくなってしまう事には注意が必要です。

底マチ袋

3.角底袋
側面と底面にマチをつけた袋が角底袋です。不織布バッグ手提げ紙袋で、一番ポピュラーな形状といえるでしょう。マチ部分だけ不織布生地の色を変えたり、紙の場合はマチ部分にベタ印刷をすることで、バッグの大きなアクセントになります。

角底袋

4.舟底袋
底にマチをつけた、いわゆるトートバッグに多い袋は、その形状から舟底袋と呼ばれます。不織布などの場合、同じサイズの角底袋と比べると、縫製の手間が減るので単価は下がりますが、マチをいっぱいに使うものを入れる際には、マチの分だけ横幅が減ってしまいますので、箱など四角い物を入れたい場合などには、その分横幅も大きくする必要があります。

舟底袋

また先日も紹介したように、手提げ紙袋を舟底で製作することも可能ですので、ちょっと変わった形の手提げ紙袋が欲しい場合には検討して見てはいかがでしょうか。

舟底手提げ紙袋

さて、簡単ではありますが、手提げ袋をはじめとする各種袋の形状についてまとめてみましたがいかがでしたでしょうか。

中に入れる物によって、またお客様それぞれの好みでも選ぶ形状は変わってくると思いますので、お気軽に「fukuroyasan.jp」尾崎紙工所にご相談ください。お問い合わせやお見積もりのご依頼をお待ちしております。

おまけ
先週末、近所の桜の名所に花見に出かけました。流石にこの状況ですから、桜の下で呑んだり食べたりは控え、そぞろ歩くだけの花見だったのですが、同様に連れ立って静かに花を愛でる人々でそこそこの人出になっていました。多くはない宴会を楽しむ人々にも、例年のような賑やかさはなく、それはそれで風情があっていいものだと感じました。大阪では今週末も花見が楽しめそうですが、皆様の地元ではいかがでしょうか?
コロナに気をつけて、今年ならではの花見を楽しんで下さい。

先週末の花見