第6波についての備えは必要とはいえ、ゆっくりと日常が戻ってきているようにも感じる日々が続きます。今まで開催できなかったイベントや、今まで温めてきた企画を実現させようと考える方が多いようで、弊社「fukuroyasan.jp」尾崎紙工所も大忙しの毎日が続いています。

様々な素材の手提げ袋

ただ、ここで敢えて苦言を呈しておきますが、弊社で製作させていただく不織布バッグなどのフルオーダー製品は、提携中国工場で生産するため、納期に2〜2.5ヶ月を必要とします。「来月開催のイベントで使う不織布バッグをフルオーダーで作りたい」とおっしゃられても物理的に不可能ですので、「そこを何とか」と頼み込まれても、こちらとしてはどうしようもありません。

もちろん既製品にロゴ等を印刷する事については(在庫がある限りは)問題ございません。印刷無しなら約1週間で、印刷有りでも最短2〜3週間でお届けさせていただけます。ですが、「そんなありきたりではないものを」と依頼されても、申し訳ございませんが無理なものは無理なのです。

既製品倉庫

ここで弊社の国内生産品と国外生産品の各種類を列挙しておきます。

国内生産品(納期1ヶ月前後)
手提げ紙袋系(普通製袋/自動製袋の両方、国外生産の場合もあり)
ポリ袋系(バイオマス含む)
クリアファイルなどのノベルティ
紙箱提げ札ラベルやシール
既製品名入れ(不織布やコットンその他)

国外生産品(納期2ヶ月前後)
・不織布やコットン、ポリエステル布、タイベック等のフルオーダーバッグ類
・大ロットの普通製袋紙袋(口がギザギザになっていないもの)の一部

自動製袋と普通製袋の紙袋

また、国内にしろ海外生産にしろ、製作の際には長期の休みのことも念頭におく必要があります。
国内でもお盆休みや年末年始には工場も休業に入りますし、そんな休み前にはいわゆる繁忙期といわれる業務過多の状態になって納期は遅れがちになります。同様に中国では今月初めにあった「国慶節」や、2月頃の旧正月「春節」などの大型連休があり、その間は工場だけでなく輸送等も止まってしまうことが多く、また連休後は工場に出稼ぎに来ていた工員が、帰郷後そのまま工場に戻ってこないなどということもあるため、余裕を持った発注が必要となります。

さらに海外生産の場合、台風や冬の暴風などの天候による貨物船の遅れや、今回のコロナのような世界的な災害とそれに伴うロックダウンや国際的な流通の停滞、中国各地で現在進行中の電力不足による工場の業務停止など、考慮すべきポイントは考えれば考えるほど増えていきます。

コンテナ貨物船

でも、だからと言って製作に二の足を踏む必要はございませんし、「これは無理かな?」と思った場合でも、お問い合わせにご遠慮は無用です。
例えば代わりに使える素材の製品製作をお薦めしたりすることも可能ですし、最初は小ロットの既製品を代替で使い、その間にフルオーダー品の製作を進めたり、製作上日数のかかる工程を最小限に省略したりと、「fukuroyasan.jp」尾崎紙工所では、完全に無理なお問い合わせ以外は、なるべくお客様の意に沿うよう、様々な手法で妥協点を見つけ出します。
お気軽にお問い合わせやお見積もりのご依頼「fukuroyasan.jp」尾崎紙工所までお寄せ下さい。
よろしくお願い致します。

おまけ
大阪では飲食店への時短要請が解除されて初の週末がやってきました。今週前半は少しお祭り騒ぎだった夜の街も、週後半になって少し落ち着いてきたのですが、今夜や明日はこれまで街飲みを我慢してきた大勢の人が、精進明けとばかりに街にくり出すことが予想されます。
私も出歩きたいのはやまやまなのですが、基本的に人混みが嫌な性分ですので、もう少し落ち着くまで待つことにしています。
でも久しく行っていないあの店やこの店からの呼び声が聞こえるんですよねぇ。

いつか行った土佐料理の店