皆様、今年の花見はいかがでしたか?

さて、紙袋をなるべく安い価格で製作したい時、気をつけた方が良いことの一つに、袋のサイズがあります。

例えば袋が一般的なサイズより極端に縦長だったり横長だったりすると、それよりほんの数センチ短いものより、製作コストが格段に上がってしまったりするのです。

以前このブログで紙のサイズによる「手貼り」と「機械貼り」の違いによって価格が変わる話、「紙袋の安くなる方法を知りたい方は必見です!」がありましたが、今回の違いではさらに価格差が広がります。

その理由は、というと、これまでここで何度かお伝えしたとおり、紙袋を製作する際には元となる紙が必要なのですが、その元の紙のサイズ(いくつかの規格があります)によって価格は変わりますし、そこから何枚の紙袋の元が切り抜けるかによっても、当然価格は変わります。

ほとんどの場合、紙袋は一枚の紙を折り曲げて製作するのですが、サイズによっては二枚の紙を貼り合わせて作らなくてはなりません(これを「貼り合わせ」といいます)。

そうなると切り抜く紙の枚数や印刷する枚数は単純に二倍になりますし、貼り合わせる作業工程も価格に上乗せされてしまいます。

紙袋を作りたいと思って問い合わせした時に、袋屋さんから「この袋のサイズは本当に必要なサイズですか? 幅やマチ(奥行き)が少し短くなっても差し支えないということはありませんか?」と聞かれた時は、前回や今回の理由によることがほとんどです。

もちろんイメージや必要な大きさの方が、価格よりも優先することも少なくはないでしょう。

でも、価格についても安い方が良い、という方は、袋屋さんの勧めに従ってみても良いかもしれませんよ。(と)