2年ほど前に、『バッグにポケットはいかがでしょう』と題して、不織布バッグポリエステル製のエコバッグなどをフルオーダーメイド作成する際に、ポケットを追加することをお勧めさせて頂きました。
高校や大学、自動車学校などで、思った通りの印刷がしやすい手提げ紙袋や、大量に製作しやすく単価も安いポリ手提げ袋だけではなく、不織布バッグEVA2層バッグPE2層バッグポリ600D+PVCバッグ等が一定の人気を得ているのは、縫製の布製品という、ポケットを追加しやすい素材・作りだからというのが一因ではないでしょうか。
今回はそんなバッグに追加するポケットの、前回に書ききれなかった構造、簡単にいうと内ポケットと外ポケット、それぞれの使い道等についてのお話です。

まず、内ポケットの利点として一番にあげられるのは、入れたものを見つけやすい事。バッグが荷物でいっぱいの時でも、内ポケットに入れておけば無くすことはありませんし、もし何かあって内ポケットからこぼれ出てしまったとしても、まず間違いなくバッグの中には入っていて、どこか外に落としてしまっている可能性はかなり少ないでしょう。これはポケットをふた付きにしたりバッグの口部分にプラホックやファスナーを追加する事で、さらにその可能性が減らせます。
ポーチなどで荷物を分けて入れる事で、バッグを整理している方も少なくないでしょうが、内ポケットは簡易的とは言えその単純な解決策の一つと言えます。

各種バッグの内ポケット

一方外ポケットの利点はと言えば、構造が単純なおかげで単価が安くなる事と、やはりモノを入れたり取り出したりしやすい事。バッグを開けることなく、必要な時にサッとものを出し入れできるのはかなり便利です。特にバッグに荷物が多い時などは非常にありがたい存在になります。また、例えば傘やペットボトルなど、バッグの中に入れると中身を濡らしてしまうものを入れるための避難所としても優秀です。

外ポケット付各種素材バッグの一例

さらに外ポケットの場合、素材を本体と違うものに変えるのも比較的簡単です。異素材にすることで見た目を変えるだけでなく、例えば不織布より凹凸の少ない素材にすることで印刷の精度を上げたりする事も可能。また透明生地にした際は、見えた方が良いもの、例えばドライビングスクールやクリーニング店の会員証を入れたり、他のバッグと区別する名札がわりにもなります。イベントのパンフ入れにする事で宣伝の一助に、といった方法も面白いかもしれません。

透明素材の外ポケット

さて、ポケットの話いかがだったでしょうか。これを読んで、「〇〇を入れるためのポケットがついたバッグが欲しい」と思われた方は、お気軽に弊社「fukuroyasan.jp」尾崎紙工所までお声がけ下さい。
もちろん、先にも言いました通り、例えば手提げ紙袋には思った通りの印刷がしやすいという利点がありますし、ポリ手提げ袋には大量に製作しやすく単価も安いという利点がありますので、一概にどの素材がバッグに向いているということはありません(逆にバッグ向きではない素材はありますが)。どんな素材のどんなバッグについても、できる限りの対応をさせて頂きますので、お問い合わせをよろしくお願い致します。

おまけ
先日の連休に那覇の空港食堂で食べた『ちゃんぽん』。『チャンポン麺』でも『チャンプルー』でもない、シンプルな野菜炒め載せご飯です。何十年かぶりの懐かしい味と、当時はできなかった朝からビールな贅沢で、何とも感慨無量でした。

朝から『ちゃんぽん』とビール