今回はポリ袋の生地のお話です。

ポリ袋の生地は大きく分類して「LDPE(高圧法低密度ポリエチレン)」と「HDPE(中低圧法高密度ポリエチレン)」があります。ポリ袋を作りたい時、必ず生地を選んで頂く必要があります。ただしオーダーメイドが初めてのお客様は迷ってしまう、それ以前に分からない場合が多いと思います。

「LDPE(高圧法低密度ポリエチレン)」は通称LDもしくは高圧、「HDPE(中低圧法高密度ポリエチレン)」は通称HDもしくは中低圧と弊社は言葉使い分けしております。

高低圧ポリエチレン(LDPE)
<写真1 LDPE>

中低圧ポリエチレン(HDPE)
<写真2 HDPE>

では、どのような違いがあるのでしょうか?

一般的な見分け方ですが、LDは表面がツルツルしています(写真1)。ポリ袋の上下を引っ張ると比較的伸びやすい性質。HDは生地がカサカサしていて、LDに比べると比較的強度があります(写真2)。

またポリ袋が小判抜きの場合、重い物を入れると持ち手部分が伸びる性質がございます。普段ポリ袋をお使いのお客様はご存知だと思います。そのような場合、持ち手を強化する意味で持ち手にプラスチックをはめる事ができます(写真3)。

スマートバッグ
<写真3 スマートバッグ>

さて生地の種類の意味は大体お分かり頂けたと思います。それではポリ袋のオーダーメイドをお考えのお客様はどちらを選択すれば良いのでしょうか?

弊社へのお問い合わせが多いのは、手元にあるサンプル袋でこのような袋を作りたい場合。そのような時は上記でご説明させて頂きました見分け方で、どちらの生地か一応の判別がつきます。もちろん弊社にサンプル袋をお送りいただいても結構です!

傾向ですが、ショップ関係はLD、スーパーなどのレジ袋(いわゆるU-bag)はHDです。どちらかというとLDでオーダーメイドされるお客様が多いです。

これからそういった知識を思い出しつつ、買い物などで見分けしてみてもいいかもしれません。

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