中国のゼロコロナ政策とロシアのウクライナ侵攻の影響だけではないのかも知れませんが、いろいろな物の価格がどんどん上がっていくのが日々目につきます。
原材料の値上げなどを、製品価格にも転嫁させなければならないのは仕方のない事。ですが、新規の見積もり案件ならともかく、リピート製作を続けているお客様にそのまま値上げすると言ったところで、当たり前といえば当たり前なのですが、お客様はなかなか「はいそうですか」とは言ってくれません。なんとか原価を下げるため悪戦苦闘した挙句、仕方なく自社の利益を減らして受注をつないでいる営業の方の、なんと多い事でしょう。

小ロットでの製作、弊社でなら例えば普通製袋の手提げ紙袋や中国製作の不織布バッグなどでしたら、まだ努力のやりようはあります。紙袋でしたら製袋工場に丸投げしていたものを紙屋から安い紙を買ってなるべく安い印刷所で印刷、と言った風に手間を増やして原価を下げたり、中国生産品なら安い工場を探してそちらに割り振る事で原価の上昇を抑えることも可能。

中国の様々な工場の生地色サンプル

しかしポリ袋や自動製袋の紙袋など、国内工場で自動的に大量生産する製品は、元から原価が安い上に人件費の割合が低いため、原材料費が直に価格に影響することは避けられません。

そこでポリ袋の製作に関わっている会社の営業の皆様、値上げを正当化するためにも、ここで従来製品の素材を変えて、ポリ袋をサステナブルなものにするよう、お客様を説得してみるのはいかがでしょうか。これまで通りにポリ袋を使い続けても、価格の上昇が避けられないのなら、いっそこの時期に素材から変えるように、お客様に進言してみませんか?

弊社での取扱には、一般的なバイオマス原料入りポリ袋だけでなく、米ぬか入りのバイオマスポリ袋や、再生ポリ再生ペットボトル入りのポリ袋生分解性のポリ袋や、既製品なら米入りのものもあります。いずれもそれらが入っていない普通のポリ袋に比べると単価は上がりますが、今回の原材料費の価格上昇と比べれば、その差は微々たるものと言っても良いでしょう。お客様にとってみれば正当な値上げの説明の一部にもなりますし、もちろんイメージアップにもつながります。

サステナブルなポリ袋のいろいろ

そもそもポリ袋そのものが環境に悪いかどうかという話も当然あり、色々と思うところもありますが、一度この方向で試してみるのはいかがでしょうか。お問い合わせやお見積もりのご依頼は、ぜひ「fukuroyasan.jp」尾崎紙工所まで。

もちろん弊社では上記のポリ袋手提げ紙袋不織布バッグなど以外にも様々な製品を、お客様のご希望に合わせてフルオーダーで製作させて頂いております。「こんなものが作りたい」や「こんな感じで作れないか」だけでなく、「あれに似たものをうちでも」や「これと同じ物をうちのオリジナルで作るには?」などでも喜んで対応させて頂きます。お気軽に弊社までお問い合わせ下さい。よろしくお願い致します。

おまけ
先々週、「マクロレンズ買おうかなぁ」とここに書いたのにタイミングを合わせたかのように、私の持っているカメラで使える新しいレンズの発売が決まりました。撮りたいものにセンサーから約10cmまで近づける広角レンズ。しかも暗い場所に強くて価格もそれほど高くないとくれば、これは予約するしかないでしょう。今月後半に我が家に届くのが今から楽しみです。
と言ってもまだまだ撮影に遠出する気にはなれていないのですが(画像は同じ画角の違うレンズで撮ったものです)。

近所で撮った広角レンズでの画像